ネコのお墓

奥さんのひとりごと


昨日、コウモリのことを思い出しながら、
他にも色々なことを思い出していた。
小学校低学年に引越したビルには、野良猫がけっこう居た。
懐いたのは一匹だけだったけど、意思疎通がとれる程仲良しだった。
その話はまたいつか書こうと思う。
野良猫が沢山いた分、亡くなる子ネコに遭遇することも多かった。
かわいそうで、わたしは直ぐにお墓を堀り、花を摘んで供えた。
死骸は腐敗臭が漂っていた。未だに鼻に残っている。
でも何故か嫌に思わなかった。
素手で抱えタオルに包み、お墓に入れた。
片手では足りないくらい、ネコのお墓作った気がする。

あの頃のわたしが今ここに居たら、
だいたい風邪ごときにビビってんじゃねーよと言うだろう。