カラオケに行った話(向こうの世界)

奥さんのひとりごと

若い頃は毎週のようにカラオケに行っていた。
その時の遊びと言えば、カラオケ、ボーリング、ゲームセンター、
ファミレスで食事、くらいだった。
結婚してからは、友達に会う頻度が物凄く落ちたのもあって、
滅多にいかなくなった。
要らぬ事を書くが、令和のカラオケ屋の店員は異星人のようだ。
2重ガードで苦しいだろうに…
働いている人が不憫でならない。

昨夜は、久しぶりにカラオケに行った。
と言っても、あちらの世界の。
そこのカラオケはもう7回目?8回目?
しっかりと数えてないから曖昧だが、何回も行っている。
何故か山の上のほうにある。
満室で諦めることもあるくらいいつも混んでいるが、
昨夜はすぐに入れたのでラッキーだった。

ここは、超ハイテクなカラオケ屋さんだ。
初めて行った時は驚いた。
どう考えても仕組みが分からないのだ。
天井が高い大きな部屋に、カラオケの機械とテーブル&椅子が、
5セット等間隔で置いてある。
仕切りは一切ない。
仕切られていないのに、他のお客さんの音は聞こえない。
もし聞こえたら大ごと、ひっちゃかめっちゃかになる。
不思議とそれぞれがカラオケを楽しめる。
何回か行くうちに、疑問を持たなくなっていたけど、
やっぱりどう考えても謎。
昨夜は他に客がいなかったので、それは体験しなかったのだが、
新たなシステム?が導入されていた。

カラオケの画面の上に、横長い画面が設置されていた。
それには、世界中のカラオケを楽しんでいる人達が映し出されるようだ。
マイク片手の陽気な白人男性が、こちらに向かって手を振っている。
向こうにはこちらの様子が映っているようだ。
友達と三人で来ていたのだが、みんな気付いてないふりをしてしまった。
どうも集中できない。
慣れれば、一緒に盛り上がれるのか?