極たまに、珍しい苗字の人に遭遇する。
ちょっとテンションが上がり、
この字読める人いるのかな、
どこの出身なんだろう、
と、色々なことが頭を駆け巡る。
このようなことは、誰しも経験したことがあると思う。
つい2~3日前、侍の会社に珍しい苗字の方がいることがわかった。
パソコンの画面に謎の言葉があったので聞くと、
その珍しい苗字の人のあだ名だった。
極たまにしか遭遇することができない出来事を、
何故にお前は報告しないのかと小言を言いつつ、
わたしは例のごとくテンションが上がり、
どういう漢字を書くの?どこ出身なの?
これ初めましてで毎回聞かれるやろうね、
と、息継ぎなしに侍に話した。
すると侍は、おもむろにググりだしじっくり読み終えると、
『この苗字は、どこそこの人だね~。日本に何人しかいないらしいよ~。』っと言ってきた。
結構珍しい苗字にも関わらず、侍は全然気にならなかったらしい。
こんな人いるんだ…と、一気にテンションが下がった。
侍は喜怒哀楽があまりない。
一年中一定している。
わたしはジェットコースターに乗っているようなのに。
そんな侍がテンションが上がっているのを見たことがある。
何年も前に、小倉競馬場にお笑い芸人を観に行ってみた時のこと。
少し離れた所から、ガッツポーズで小躍りしている侍を見た。
普通にひいた。
聞けば、単勝と馬連が当たっただけ。
いくらにもならない。
ゴルフで100を切らない限り、やつのテンションは上がらないかもしれない。
この間のゴルフでは、1万4千円も使い120を叩き出してくれた。
テンションは上がってないが、清々しい感じで帰ってきやがった。
テンションが上がる瞬間
