丘キャンパー

私とゆず夫の日常


光熱費が高いとSNSで話題の中、
大通りにはキラキラとイルミネーションが輝いている。
まぁ、華やかで都会的ではあるけれど、
税金が勿体ない。
それに、電飾を巻きつけられた木々がぐったりとしている。
何だか申し訳ない気持ちになる。

最近、ようやく固形燃料にも慣れてきた。
これまで通り、土鍋を用いて、
お米を炊いたり味噌汁を作ったりしている。
キャンプもやった事がないわたしだけど、
結構、美味しく楽しくやれていると思う。
ゆず夫は、へぇ~。ふ~ん。といった感じで、
大して興味を持っていない。
普通、家で奥さんが固形燃料を使いだしたら、
何ごとかと驚かれそうだけど、
ゆず夫はこのくらいでは動じない。
以前に書いたけど、石の枕でも全然だったし、
この人は、一体何にびっくらたまげるのか…。

そういえば、昔、夜中に震度3~4程度揺れたことがあった。
その瞬間、ゆず夫が珍しく飛び起きた。
そして、わたしをテーブルの下に誘導した。
揺れはすぐに収まったので確認してみたら、
震源は熊本だった。
布団に戻ったゆず夫の目はまだ瞳孔が開き気味だった。
福岡は大して揺れなかったけれど、
ゆず夫でも、その地震の大きさを本能で感じ取った瞬間だったのだろう…。
その後も、福岡も何度も揺れた。
身体がびくっとなって、全然眠れなかった。
ゆず夫はというと、最初だけで、
ちょっとも目覚めることなく朝を迎えた。

そんなゆず夫だけど、固形燃料で炊くご飯に少しばかりできる
“おこげ”を気に入っている様子。
このおこげご飯に、お湯を掛け、梅干しと食べると、
本当に美味しい。