苦手だけど好きな夏

奥さんのひとりごと


梅雨が明け、今年も夏がやってきた。
志賀島(しかのしま)は、一年越しの”海の家”がオープンしていて、
すでに真っ黒に焼けた店員がうちわを仰ぎながら、
おいでおいでと誘ってくる。

侍は異様に暑さに強い。
侍の母親からもそういう話を聞いたことがある。
侍唯一の自慢だと言える(笑)
それに比べ、わたしは暑さに弱い。
数回熱中症になり、それを克服する為にクーラーをやめた。
もう10年くらい経つか…。
わたしの読み通り、温度差が小さいことで自律神経が整ったようだ。
熱中症にはならなくなった。

各自の専用扇風機で、暑い暑い言いながら夏をやり過ごしている。
熱いと言っているのはわたしだけだが。

昨夜から今朝にかけては、涼しく、ちょっと肌寒いくらいだった。
こんな時にクーラーなんかつけなくてもいいのに、
つけている人はそれに気付かないまま朝を迎えているのだろう。
わたしは6時半に起き、カーテンと窓を全開に。
蝉の声が一気に部屋に流れ込む。

今年もやっぱり暑さは苦手だけど、
蝉の声を聴くと、
壱岐のおばあちゃんちのような、
子供の頃の夏休みのような、
楽しく、とても懐かしい気持ちになり心が満たされていく。