ゆず夫とわたしは、性格が合ってなさそうで意外と合っている気がする。
わたしの話も、通じなそうで意外と通じてしまう。
不思議なことに、ゆず夫はどんくさいくせにアンテナは高い。
実のところ、重要なことは全部と言っていいほどこの人から学んだ。
時々思うことがある。
もしも、わたし以外が全員NPC、という設定のゲームに入っているとしたなら、
この人は、わたしを一番近くで支えてくれる超強力キャラなのだと思う。
「その可能性もあるよね~。」と、ゆず夫は言うけど、
もしそうだったとしても、この人だけはどんなことをしてもあっちに連れていくと、
わたしは密かに決めている。
ゆず夫のありがた迷惑そうな顔が思い浮かんでしょうがないが。
意外性のあるゆず夫
