晴れのち雷の奥さん

僕と奥さんの日常


ある日の休日に、奥さんと二人でドライブがてら道の駅に行きました。

家から1時間ほどかかりますが、車内で話しながらいけば、あっという間に着きます。

その道の駅は、フードコートが充実していて、活気があり、奥さんもお気に入りです。

着いたのは昼過ぎでしたが、お客さんも沢山いて、いつも通り活気がありました。



さっそく、昼ご飯を道の駅のフードコートで食べることにしました。

中には10軒ほどお店が並んでいて、ある店で足が止まりました。

レジ横に、最近の奥さんのお気に入り「ステーキ丼」が2つ並んでいたのです。

そのお店は地元の精肉店が営んでおり、お肉が新鮮でおいしいのです。

店員さんもいつもニコニコで接客もとてもよいです。



ステーキ丼がテイクアウトもできるように、プラスチック容器に入っています。

触ってみると、まだ温かかく、作りたてのように感じました。

この商品は売り切れることもあり、土日限定販売なので、まだあるのはラッキー。



私は2つを手に持って、レジに並びました。

奥さんは早々にフードコートの席をおさえて、座っています。さすがです。

二人ともニコニコでお昼を食べることができそうです。



レジで支払いを終え、商品を席にもっていこうとすると、

ふいに店員さんから、「温めましょうか?」と聞かれました。

接客の良さにつられて、何気なく「あっ、はい」と言ってしまいました。

一瞬、何故だかフライパンで温めなおすのかなと思ってしまったのです。

すぐに店員さんは商品をもって、奥にある電子レンジの中に入れました。

温めなおすと言えば、電子レンジ。当たり前のことです。



「チーン」結構大きな音がしました。ような気がした。

これはマズいぞ…

奥さんは電子レンジを使わない。

もちろん家にはありません。



遠くの奥さんを見ました。

晴れのち雷。

めちゃ怒っています。

「そもそもチンする必要ないやん!」「温めるなら、電子レンジに決まっとうやん!」

雷の後、雨も降り続きました。



しかし、このフードコートなら、リカバリーできる余地はあります。

奥さんの好きな抹茶系スイーツの店があるのです。

なんとかなりそうです。危ない、危ない。

ちなみに奥さんが好きなのは、八女抹茶のくず湯です。(200円)