先月、福岡ドームに野球観戦に行った。
ドームの名称は気付いたら変わっているので、
わたしは無難に”福岡ドーム”と呼んでいる。
ちなみに今はPayPayドーム。

3枚の巨大パネルからなる開閉式ドーム。
一回の開閉に100万円掛かるとか‥。
この日は、年2回?のルーフオープンデー。

5人用の”BOX5”という席を贅沢に2人で利用した。
というのも、ゆず夫が前日夜に頂いたチケットだったので。
この席は、タッチパネルで居酒屋のメニューを注文することができ、
なんと、席まで届けてくれる。
ドームは持ち込み禁止。入口で簡単な持ち物検査がある。
だからペットボトルもダメ。
でも、熱中症の観点からか水筒はOK。
↓夕方の感じ(19時15分)

日が傾いて涼しくなると、係りの人が回が終わる度に
飲食以外は~~~、飲食以外は~~~、とお願いして回っていた。
↓夜の感じ(20時05分)

↓7回が終わるとドームが閉められた。
ちょっと圧迫感。

ホークスが勝ったので、花火もあがり、
最後にサプライズで、藤井フミヤさんが出てきて、
『勝利の空へ』(ソフトバンクホークス公式セレモニーソング)を披露した。
わたしは、野球観戦は何度も行ったことがある。
小学校の頃に一番行っていた。
父親が、仕事柄よくチケットを貰えたので。
当時は、ダイエーホークスで平和台球場だった。
今では考えられないくらい、ホークスは全く人気が無かった。
秋山、清原、デストラーデの時代だったので、
わたしの小学校も、西武の青い野球帽ばかりだった。
平日は(西武戦以外)、観客が極端に少ないので、
遠くのヤジもはっきりと聞こえていた。
あれこれ届きすぎて、ヤジに対して怒りをあらわにする選手もいた。
そういえば、びっくりだったのは負けた試合後のこと‥
当時、選手や監督は大型バスで移動していた。
そのバスに向かって、熱狂的なファン達が罵声と共に生卵を投げつけていた。
バスの運転手さんがワイパーをすると、生卵がどろ~と伸びて、
余計に汚くなっていた。
ガラス越しの何とも言えない田淵監督の表情が忘れられない。
その時わたしは、世の中は厳しいなと思っていた。
頑張っても、負けたらダメなんだなと。
確かにエラー多すぎないか?とわたしも思ってはいたけど、
生卵を投げつけるなんて絶対にしてはいけないし、
そもそもそこまでの怒りは湧かない。
そこまで熱狂的にはならない。
こんな場面で、父親は毎回ちょっとだけ笑っているように見えた。
プロ野球選手も監督も大変なんだと早々に知ったわたしは、
子供ながら頑張って応援した。
父親のお陰で、ネット裏の特等席で野球観戦できるのにもかかわらず、
そのチケットで外野自由席に応援しに行っていた。
(当時は、内野指定席のチケットがあれば、外野自由席にも自由に行き来できた。)
実際は、適度な気持ちで応援している大人が大半だったし、
純粋に楽しかったという記憶。
ホークスビジョンという大きなスクリーンにドアップで映してもらったり、
当時OKだった紙吹雪をまき散らしたり。
また、毎回、色々なグッツを配っていたのでそれも楽しみだった。
大人になってからも、野球好きな友達に誘われて行っていたけど、段々と遠のいていった。
今は、2年に1回かな。機会があれば、という感じ。
ところで、熱狂的な人達は、毎試合、負ける前提で生卵を持ち歩いていたのだろうか、
と今振り返るとそこが気になる。