雑談*ちょっと長めの色々な不思議な話*

奥さんのひとりごと


生きていると色々なことがある。
思えば、わたしは10年に一度ほどヘビが目の前に現れる。
例えば、小学校の時はいつのも道を帰っていたら、
一軒家の木の枝から、突然目の前、超至近距離にヘビが出てきた。
一瞬ヘビだと分からなかった。
ぎゃ~っと逃げ帰り、次の日から反対側の道しか通らないようになった。

あとは、自動車学校に通っていた時のこと。
先生に、今日は好きな所を走っていいと言われた日があった。
なるべく車も歩行者も少ない所がいいと言うと、
先生がダム方面に行ってみようと提案してくれた。
運転はかなり神経を使って疲れるから、わたしのように言う人が多いらしい。
そういえば、先生とは偶然下の名前が同じだったな。
その道中で、長~いヘビが脇から現れ、道を横断し始めた。
けっこう働いているけどこんなことは初めてだと言って、
時効なので書くけど、先生は車から降りてヘビが渡り終えるまで
じっくりと観察していた。

先々月に侍と久留米城に行った時は、初めてクリーム色のヘビを見た。
お堀を散策していると、突然ヘビがわたしの足元に出てきた。
お互いびっくり。
ヘビは、どこにでも生息しているのだろうけど、
ばったり出会う確率はどのくらいなんだろうと思う。

そうそう、ヘビの話ではないのだけど、
先月、侍と福岡県の”道の駅たちばな”に寄った時のこと。
目の前に神社(八幡神社)があったので行ってみた。
見ると、上のほうまでずっと石の階段が続いている…
地元の方と思われるおばあちゃんが、下の鳥居で手を合わせて通り過ぎた。
わたし達は、とりあえずその長い石の階段を上がってみることにした。
神社あるあるで、やはりここも川が流れている。
池や海のところもあるけど。
神社と水の関係性と、そもそも神社の前は何だったのか知りたい。

上まで登りきると小さな神社が見えた。
「山を守ってもらうためにお金を入れました。」と手を合わせた。
わたしは、ただただ自然を壊さないでほしいと思っている。
田舎でよく目にするようになった、ソーラーパネルが敷き詰められた山。
こうなったら、全部の山が神社になればいいのにと思う。
話が脱線してしまった。

帰りは階段ではなく、脇道を通って降りることにした。
川が流れているからか、風が心地よい。
木漏れ日がきらきらとまぶしい。
黒いアゲハ蝶が3羽、侍とわたしを追い越していった。
と思ったら、また2羽横から飛んできた。
数えると、なんと8羽もいる。
そして、下の鳥居までついてきた。
こんなことって大人になってもあるんだなぁと嬉しかった。